会社の愚痴をつらつらと(続)そこへいたるまでの色々

約3年前(もう記憶も定かではないだからこれは嘘だと思ってもらってもいい)

うちの会社の忙しい時期に弟がアルバイトに来てから正社員になった。

電気工事の会社で、最初は電気で、その後人員が足りない配電(電柱の工事)に配属された。そこで先輩にパワハラ等をうけ、弟は病みかけ電気に戻してもらえるか辞めるかの相談?をして電気に戻ってきた。

しかし、病みかかっていた弟の病みは治ることなく悪化し

ある日上司の叱責と自動車学校の講師の暴言で限界点を越え

1日行方不明になった。

『ごめん もうむり』

そんな書置きを残して、スマホもおいて弟はいなくなった。

私は事務仕事が主で、弟より出社の時間が遅い

家に弟がいないことに何の疑問も持たなかったがその書置きを見てヤバイと思った。

やばいとは思ったもののどうしたらいいのかわからない

成人男性が書置きだけ残して、でも自殺するともわからない

そんな状態でどこに連絡すればいいのか

わからないまま親に連絡だけをして出社した。

会社に着くと上司(直属の上司は弟と同じだった)に

「弟が来てないらしいがどうしたのか?」と聞かれた。

私は正直に「行方不明になりました」と答えたと思う。

上司は、「まじか」といい

何かを言った後

「なんでお前ら姉弟はメンタル弱いんだ?」と吐き捨てた。

許せなかった。

また、私のときみたいに弟にも言ったんだろう。

『叱咤激励』のつもりで

「お前とは誰とも仕事をしたくない」だとか「お前の変わりはいくらでもいる」だとか

ザクザクと突き立てたのだろう。私に言ったのよりもっとひどいことだって言ったかもしれない あいつはそういうやつだ。

<これで弟が本当に死んでしまっていたらどうしよう・・・・・・、どこからか連絡が来たりするのだろうか?それともずっと行方不明のまま?どれくらい行方不明なら探してもらえるんだろうか?>目の前に板(スマホ)も箱(PC)もあったのに、

調べる という行為をどこかへ置いてきてしまったように私はずっと考えていた。

そんな思考の中仕事を終わらせて自宅に帰る。

まだ、朝と変わらないまま・・・。両親と、ほかの兄弟と心配はしたけれど

探す場所の検討もつかない私たちは、そのまま日常を過ごした。

翌日は、休みだった。

不意に父に起こされた。

弟が帰ってきたらしい・・・。

だが車の中に鍵をかけて出てこないという

「親が行くとダメかもしれないから、お前が変わりにつれて帰ってきてくれ」

そういって車のスペアキーを渡された。

私は、家から出て駐車場まで歩く 車を覗き込むと弟が汗だくで眠っている

季節はまだ夏だったと思う ただでさえ暑いのに締め切った車内で弟は寝ていた。

ゆっくりと車の鍵を開ける・・・・・・。

後部座席の鍵を手で開けて、すべりの悪い扉を開ける。

まだ眠っている弟を揺り起こして

「車の中は暑いから家に帰ろう」 そういったと思う。

弟はおとなしく私の後をついてきた。